TOPページ > 取締役は1人?複数?
取締役の員数は1人でもよいと言われているが
現在、株式譲渡制限の規定を置いた株式会社で、取締役会を設置していない会社の場合には、取締役は1人でもよいとされています。
(これに対して、取締役会を置く場合には取締役は最低でも3人必要です)。
1人のほうが気楽でいいという考え方もありますが、複数いた場合にはこんなメリット・デメリットがあります。
以下の点を考慮に入れて、取締役の人数を決定してください。
なお、取締役を複数置く場合には、多数決で決定すべき場面も考慮して、人数は奇数をオススメします。
取締役が複数いることのメリット
1.対外的な信用・イメージ
取締役が複数いれば、まったくの個人会社である取締役1名の会社と比べて対外的な信用・イメージはよい。
1人の場合には中小零細企業として軽く扱われるおそれもある。
2.意思決定のスピード
すべて1人で決定できるので、早い意思決定が可能となる。
3.従業員・スタッフのモチベーション
誰かと組んでビジネスを始める場合に、その「誰か」を取締役にすることによってモチベーションをアップさせることができる。
1人と決めている場合、優秀な従業員のやる気を削ぐおそれがある。
取締役が複数いることのデメリット
1.解任されるリスク
取締役を複数置くことによって、代表取締役である自分以外の取締役が結託し、代表取締役を解任されるリスクがある。
2.コスト・事務処理増
役員報酬その他の人件費や事務処理が取締役1名のときと比べて増える。
3.事業リスク
取締役の肩書で勝手に対外的に取引をされてしまうリスクがある。
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