[ テーマ: 株式会社設立手続き ]
2014年2月10日14:18:00
インターネットで、会社を1日で設立するという広告をよく目にしますが、そのためには、いろいろな条件が揃っている必要があります。
* 「会社を1日で設立する」というのは、設立登記を申請するところまでを指します。申請した後、その登記手続きが完了して登記簿謄本が交付されるまでの期間までは考慮しておりません。
「1日で設立する場合」の条件は、株式会社の場合、
1.公証役場で定款認証を受け、法務局に登記を申請するだけの時間的な余裕があること
2.定款認証、登記申請に必要な発起人、取締役や監査役等の印鑑証明書が揃っていること
3.資本金の払い込みが速やかにできること
4.法人の印鑑が用意されていること
合同会社の場合には、公証役場で定款の認証を受ける必要がありませんので、
1.法務局に登記を申請するだけの時間的な余裕があること
2.登記申請に必要な代表社員の印鑑証明書が揃っていること
3.資本金の払い込みが速やかにできること
4.法人の印鑑が用意されていること
などが挙げられます。
ちなみに、「4.の法人の印鑑」については、間に合わなければ、個人の印鑑でも問題ありません(大きさの制限がありますのでご注意を)。
後から印鑑を変更することもできますし(代表者個人の3か月以内の印鑑証明書が必要です)、そのままでも差し支えありません。
これだけの条件が揃えば、1日で会社を設立することは可能ですが、できれば余裕をもって設立の準備をしていただきたいと思います。
そんなに急に会社を設立しなければならないということも少ないと思いますから。
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