[ テーマ: 登記全般 ]
2015年8月13日14:59:00
「登記簿謄本(全部事項証明書)をとって欲しい」、というご依頼をいただき、登記簿謄本の取得を代行することがあります。
登記簿謄本をとる場合には、近所の新宿法務局へ行くのですが―
たとえば、会社の本店が横浜市(神奈川県)にあったとしても、新宿区(東京都)の法務局でも登記簿謄本を取ることができます。
この登記簿謄本ですが、商号(会社名)と本店(住所)がわかりさえすれば、(場合によっては、正確な住所がわからなくても、)誰でも、どこの法務局ででも、取ることができるということはわりと知られていないようです。
会社法人等番号を記入する欄はありますが、わからなくても大丈夫です。
なお、一般的に登記簿謄本と言われている、「履歴事項証明書」は、現在効力がある登記事項に加えて、その証明書の交付の請求があった日の3年前の日が属している年の1月1日から請求があった日までの間に抹消された事項も記載されています。
もし、3年よりも前の事項を知りたければ、「閉鎖事項証明書」を取ることになり、逆に、履歴事項は不要で現在効力がある登記事項だけ知りたいという場合には、「現在事項証明書」を取ることになります。
「履歴事項証明書」も「閉鎖事項証明書」も「現在事項証明書」も、取るには基本的に1通600円の手数料がかかります。
その600円は法務局内にある印紙売場で収入印紙を購入して、交付申請書に貼り付ける形で納めることになります。
ちなみに…新宿法務局内の印紙売場には、
こっちを向いている招き猫が置いてあり、ちょっと意味がわかりません。
猫は印紙売場の商売繁盛を招いているのでしょうか…
法務局内に設置された印紙売場は、外観が宝くじ売場に似ているせいか、一見、違和感を感じないかもしれませんけど…やっぱりおかしい。
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