[ テーマ: 司法書士の独り言 ]
2018年1月17日19:54:00
当事務所のホームページには、登記手続きごとに、登録免許税(印紙代)や司法書士報酬などを掲載しています。
できるだけ明朗会計にしているつもりですが、それでも電話による問い合わせのほとんどが、「ホームページを見たのですが、○○の登記をする場合、お宅へ支払う報酬はいくらですか?」などと聞かれます。
(ホームページに掲載している通りなんだけどな、と思いつつも、)電話で司法書士報酬をご案内していますが。
で、今日、今頃になってというべきか、料金が提示されているにもかかわらず、思わず聞いてしまったという体験をしました。
それは―
2年ほど前から、夕方に外で打ち合わせが入っている日は、その打ち合わせ場所に近い居酒屋さんを探して1杯飲んで帰るということを繰り返して暮らしているのですが―
今夜も、いつものように打ち合わせを終え、そこが渋谷だったので、お客さまと別れて1人、居酒屋探しを始めました。
すると、
古い昭和レトロな雰囲気の「山形県」の郷土料理やお酒が楽しめそうな居酒屋さんが目に留まりました。
入口には主な料理と価格が提示され、
地下にあって店内の様子はまったくわからないものの、そんなに高くはなさそうだとわかり、階段を下りていきました。
すると、入口は中の様子がまたっくわからない、こんな木製のドアで、ちょっと怖い。
明らかに、居酒屋の入口ではありません。
恐る恐るドアを開けると中は、
しまった、間違えた!!!! と思った瞬間、奥にいた店主らしき人物と目が合った。
間違えたと思ったのですが、店主らしき人物は明らかに山形から出てきたばかりと言っても過言ではない(失礼)雰囲気のおばちゃんで、その瞬間、(あ、ここは居酒屋だ)と確信。
ただ、雰囲気がちょっと居酒屋ではないので、思わず、「ここ、ぼったくりますか?」と真顔で尋ねてしまいました。
当然、そうじゃなくて普通の居酒屋だという返事が返ってきます。
とりあえず、広い店内ですが、隅のほうに座り、芋焼酎の水割を注文。
ぼったくらないと言われつつも、何かザワザワするな、と天井を見上げたり。
明らかにこれは太陽と地球の関係を現しているわけではなさそうだと思いつつ、料理を決めようとメニューに目をやります。
きちんとしたメニューがあるし、入口に掲げられていた金額(正確に覚えていませんが)との差も感じません。
ひとまず安心して、650円の「芋煮」と600円の「叩き三品」を注文しました。
その際、念のため、注文をとりに来た店員さんにホントにこの値段なのか確認してしまいました。
しばらくして出てきた芋煮は、具沢山だし、こんにゃくは手でちぎってあるし、予想をはるかに超えるクオリティ…これで650円??
そして、「叩き三品」。
マグロ、牛もも、鶏ささみが、5枚ずつ!!これ、ホントに600円????
ぼったくらないといいつつ、ホントはプチぼったくりか。。。
そんなことを考えていると、アジア系の女性外国人の店員さんが店内を横切り、ますます不安が高まります。
そこで会計、女性外国人の店員さんに料金を支払い…
結局はホントに普通の居酒屋さんだったのですが、請求額を見るまではもうドキドキで…。
思わず、そばにいた古いビロードの椅子を繕っていた山形風のおばちゃんに、どれだけ不安だったかを話したのですが、ここでふとあることに気がつきました。
話は、冒頭に戻るのですが―
ふだん普通に生活していると関わる機会が少ない司法書士事務所、初めて登記手続きを司法書士に依頼する場合の報酬の支払いの感覚は、今日の私の感覚に似ているのかも、と。
明日から、司法書士報酬の問い合わせの電話がちょっと楽しみになりました。
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