[ テーマ: 株式会社設立手続き ]
2010年5月3日18:49:00
会社設立の打合せの際、よく聞かれるのが取締役の任期。
弊事務所のホームページにも解説をしているのですが、ここで復習しておきます。
取締役の任期について
① 取締役の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時総会の終結のときまで。
これが原則です。
表現が難しいですが、ある年の定時株主総会で選任された場合、2年後の定時株主総会が終わると同時に任期が満了するということです。
ただし、定款または株主総会の決議で、任期を短縮することもできます。
② 公開会社ではない会社(株式の譲渡を制限している会社)の場合、定款で取締役の任期を選任後10年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時まで伸長することができます。
任期は長ければよい、というものではありません。
参考までに、こちらも合わせてお読みください。
弊事務所にご依頼いただくお客さまのほとんどが、数名で設立される小規模の公開会社ではない株式会社のため、取締役の任期をどうするかで、多くの方が迷われます。
最終的には、10年を選ばれる方のほとんどが、家族またはご自身1人だけで経営するケースで、仲間と始めたり、今は1人でも、近い将来増員する予定がある方は、5年、3年にされるケースが多いようです。
10年以内であれば、4年でも8年でもいいのですが、なぜか、みなさん奇数を選ぶ傾向にあります。
ご相談、ご質問については、下記にお電話、またはメールによるお問合わせをご利用ください。
03‐5876‐8291 または、
司法書士西尾へ直通 090-3956-5816(ソフトバンク)までお気軽に。
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[ テーマ: 商業登記 社名・商号 ]
2010年5月6日08:54:00
社名(商号)に関する話ですが、軽く読み飛ばしてください。
「いらつく二人(三谷幸喜・清水ミチコ/幻冬舎)」というラジオ番組をまとめた対談形式の本があり、それに書かれていたのですが、
(清水)
姓名判断は、うちの父親がすごい凝ってて、「たとえば一流デパートとかうまくいってる会社は、全部画数がいいよ!」って、ダーッと書き始めたことがあって、「あ、ほんとだ!」ってうちのお母さんと感動したことがあるの。
その後もニュースとか見てて、よろしくない方の名前もパーッと書いて「ほら!」て。(三谷)
そうそうそう、そうなんですよね。
占いのことはまったくわからないのですが、姓名判断が統計学的なものであれば、そういうこともあるのかもしれません。
ところで、いきなりで、しかも姓名判断とは関係ない(?)のですが、
私の名前は、「西尾努(にしおつとむ)」と書きます。
東京は中野区というところで司法書士をしているのですが、実は、S区にも「にしおつとむ」という名前の司法書士さんが存在します。
ただし、「つとむ」の漢字は違いますが。
だから、当然、画数も違うのですが、もし、姓名判断の「姓名」が画数に限定されていないというのであれば、姓名判断というのも全く的外れではないような気持ちになります。
さらに脱線すると、同姓同名(漢字も同じ)の人も2人知っています。
2人とも会ったことはありません。
1人は兵庫に住む方、mixiで見つけて、マイミクになっていただきました。
もう1人は、たまたまホームページのアクセス解析をしていたときに、変なキーワードで検索されていたので、調べてみたところ、わいせつ罪で同姓同名の僧侶が捕まり、それで知ったのです。
どちらも、司法書士とは関係ありませんし、運勢も同じだとは思えません。
つまり、まとめると、姓名判断はよくわからない、というのが私の結論です。
こんなこと、長々と書いてすみません。
社名(商号)を変えたいとお考えの方はこちらをご参照ください。
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[ テーマ: 株式会社設立手続き ]
2010年5月10日01:04:00
現在、4月にご依頼をいただき、準備をすすめている、株式会社設立登記の案件があります。
今日までに書類がすべて揃ったので、会社の設立をいつにするか、お客さまに尋ねたところ、「10日設立にして欲しい」というリクエストがありました。
会社の設立日は、設立登記を法務局に申請した日となりますので、いつ設立したいかによって、こちらが登記を申請する日が決まります。
10日だと聞いたとき、単に「5月10日は大安だから・・・」と思っていたのですが、申請の準備をしている最中に、あることに気がつきました。
5月10日は、お客さまの誕生日だったのです。
印鑑証明書の記載でわかりました。
印鑑証明書を受け取った際に気がつくべきでした!
それにしても、「平日の大安」と「誕生日」が重なるなんて珍しいことですし、しかも、その日を会社設立日にできるなんて、運がいい。
○○ さん、お誕生日、おめでとうございます!
また、ちょっと早いですが(まだ申請していませんが)、会社設立おめでとうございます!
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[ テーマ: 合同会社設立手続き ]
2010年5月11日03:16:00
「合同会社」に関する、ありがちな勘違い。
4年ほど前にできた会社の形態なので、まだまだ世間には知られていないようです。
ホントによく聞くのですが、
① 合同会社はいくつかの会社が集まってつくった会社である。
合同会社の設立手続きのご依頼をいただいたお客さまからよく言われるのですが、会社設立後に取引先と名刺交換等する際に、「合同会社というのは、いくつかの会社が集まってできているんですか」と聞かれるそうです。
時々、駅や電車の中のなどで、就職活動のための「合同会社説明会」の広告を見かけることがありますが、その時に使う「合同会社」と勘違いしている方がわりと多いようです。
福岡県のHPより
② 合同会社は1人ではつくれない。
これも、「合同」の意味を勘違いしているケースです。1人(=単独)の会社ではなく、複数の人間が合同で経営する会社であるという勘違い。
実は、今日も、この質問を受けました。
思うに、「合同会社」というネーミングがよくないようです。
「合同」と聞くと、「独立している二つ以上のものが一つになること。また、一つに合わせること。 (Yahoo!辞書)」と考えるのが普通ですからね。
合同会社は、複数の会社が集まってできた会社ではありませんし、1人でも設立することができます。
ご相談、ご質問については、下記にお電話、またはメールによるお問合わせをご利用ください。
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[ テーマ: 起業支援 ]
2010年5月20日20:19:00
昨日は、月に一度、第三水曜日に開催している起業家交流会の日。新宿にある、いつもの中華料理店で開催しました。参加人数は24人…過去最大です。
回を重ねるたびに、女性起業家さんの参加が増えています。
なので、今回から女性の税理士さんにもご参加いただきました。
(参加者の声)
昨日はありがとうございました!大盛況でしたね!(Yさん)
昨日はありがとうございました。初参加でしたが、とても楽しい時間が過ごせました。
また参加させていただこうと思いますのでよろしくお願いします。(Fさん)
昨晩は楽しかったです。ありがとうございました。(Yさん)
次回、6月は16日(水)開催です!
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[ テーマ: 増資・資本増加 ]
2010年5月21日02:39:00
合同会社の増資の登記のご依頼をいただきました。
定款をお預かりして、ただいま書類を作成しているところです。
合同会社の増資には、大きく分けて、
①社員が出資を伴って新たに加入する
②既存の社員の出資額を増やす
という2つのケースがあります。
本日、ご依頼いただいたのは、①と②の混合パターン、ちなみに昨日、ご依頼をいただいたのは、②のパターン。
ちなみに、社員が新たに加入する場合、①のパターンにすると増資の登記費用もかかってしまい、登記費用が高額になるのでそれを避けるため、既存の社員の持分の一部を譲り受け資本金を上げないで加入するケースが多いようです。
どちらにしても、合同会社の増資の登記は、定款変更がからみ、株式会社の増資に慣れていると、ちょっとわかりにくいところがあります。
ご相談、ご質問については、下記にお電話、またはメールによるお問合わせをご利用ください。
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[ テーマ: 商業登記 ]
2010年5月23日00:16:00
先日、会社の定款変更のご依頼をいただき、今、深夜のこの時間、書類を作成しています。
今回、変更するのは、会社の事業内容(会社の目的)です。
事業内容の変更登記は、追加・削除にかかわらず、変更しない(変更の影響をうけない)事項も含めて、全部登記し直しますので、ワード等ですべて打ち直さなければなりません。
会社の設立当初から、おつきあいのある会社の場合には、最初の定款作成時のワードファイルが残っているため、コピーして修正を加えるだけで簡単なのですが、そうでない場合には、すべて書き写す作業が必要になります。
そのための資料として、現在の登記簿謄本(=履歴事項全部証明書)をお預かりしました。
おおっ!!!
「12、13、14、14、15…」思わず、自分の目を疑いました。
こういうこともあるんですね・・・。
今回の定款変更で修正してしまうのがちょっと残念。
目的変更は、追加、削除、変更の数に関係なく、登録免許税 3万円、司法書士報酬 2万円(税別)で承ります。
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[ テーマ: 司法書士のプライベート ]
2010年5月26日18:08:00
現在、仕事の内容は、会社の登記や不動産の登記など、登記手続きが100%を占めています。
登記は、絶対に間違いが許されない仕事・・・。その副作用なのか(?)、普通に生活していても、妙なところに気がついたりします。
今日も、杉並の法務局に行ったときのこと・・・
バス停の「杉並」のふりがなが・・・「すきなみ」になっていることに気がつきました。
イタズラだと思って、よーく見ると文字に直接触れられないような構造になっていました。
「あ、濁点を書き忘れている・・・」
もしや? と思って、間もなくバスが来る時間だったのですが、反対車線にあるバス停もチェックするため、走りました。
「すぎなみ」、こっちは大丈夫でした。
ほどなく、来たバスに乗り込み、荻窪駅前で降りて、ちょっと時間があったので、駅前の古本屋さんに入ったら、こんなものが目に飛び込んできました!
わかります?
「ビジネスマネー」になっているんです。
正直、瞬間的に間違いに気がついたわけではなく、「ビジネスマネー」が何なのか気になった、というのがホントのところですが・・・。
実際、そこに並べられている本は、ビジネスマナーに関する本ですから、「マナー」と「マネー」を間違えたんでしょうね。
司法書士という仕事は、ホントに細かいところまで、チェックして、チェックして、チェックする仕事ですから、不自然さに無意識に反応してしまうようです。
生活スタイルは、司法書士に向かないと言われるほど、大雑把なんですけどね。
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