[ テーマ: 定款記載例 ]
2012年8月2日10:27:00
昨日、本店移転登記の申請代行のご依頼をいただき、打ち合わせのため、渋谷に行ってきました。
他区(目黒区以外)から渋谷区に本店を移されたということで、法務局の管轄が変わるケースです(渋谷出張所が管轄しているのは渋谷区と目黒区)。
会社の履歴事項全部証明書(登記簿謄本)を見せていただき・・・
・・・驚きました。
会社の目的の数が、1,2,3・・・65(1)、(2)・・・(10)、66!!
全部で66個もありました。
当事務所史上最多記録です。
以前は、会社を設立する際、後で目的を追加すると変更登記の際にまたお金を取られるので、最初から何でもできるように詰め込めるだけ詰め込んだほうがいい、という「会社設立時における常識」があったようですし、社長さまもそのような認識だったそうです。
登記費用については確かにそのとおりで、変更するたびに登録免許税や司法書士報酬が発生しますが、当事務所では、そのようなやり方はおすすめしていません。
取引先や金融機関がその履歴事項全部証明書を見た際、資本金額と事業内容とのバランスがとれておらず、何が本業かわからない会社に見えてしまい、あまりいい印象を受けないのではないでしょうか。
基本的にお客さまの意見は尊重しますが、最初はできるだけ業種を絞って具体的に書くことをおすすめしています。
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驚きの定款記載例
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