[ テーマ: 司法書士の独り言 ]
2017年7月9日00:27:00
司法書士という職業は、常に最新の知識を身に付けておかなければならないこともあり、司法書士には、毎年、研修やセミナーに参加して一定の単位数を取得することが義務付けられています。
そのため、研修・セミナー制度がとても充実しています。
自分が所属している支部が主催する研修のみならず、他支部主催の研修も受けることができたり(他支部の場合、1,000円程度の実費を支払いますが)もするので、興味があるテーマだと支部を超えて参加することも少なくありません。
昨日は、豊島支部が主催する豊島支部セミナーに参加するため、池袋に行ってきました。
セミナーの開始時間は、通常の業務を終えてからで、昨日は18時30分から始まり、終了は20時40分まで、約2時間行われました。
今回のテーマは、「司法書士業務のリスクマネジメントとは?」、業務を行う上でとても興味深いテーマです。
当然のことですが、同業者ばかりが集まっているので、セミナーの内容も、質疑応答もとても参考になりました。
21時頃、セミナーを終えて、いつものように、最後に訪問した町にある居酒屋を探します。
ですが、池袋駅周辺にあるのは、苦手な大手チェーン店ばかり。
会社員や学生の団体が大騒ぎして、店内には声のでかいアルバイトがウロウロ…ちょっと耐えられません。
なので、いいお店を探すため、人通りが少なくなるまで歩いて、やっといい感じの個人経営の居酒屋さんを見つけることができました。
ちょうど七夕ということもあり、お店の前には、七夕飾りがあり
カウンターだけの店内には、常連さんが1人、テレビで映画「借りぐらしのアリエッティ」を見ながら飲んでいる様子。
私もカウンターの隅のほうに座り、まずは、焼酎の量が尋常ではない「ホッピー」と「長ナスの1本漬け」を注文。
私も何となく、映画を見ながら(アニメなんて滅多に見ないのでとても新鮮です)、『この声はあきらかに●●さんだね』…なんていう常連さんとマスターの会話を聞ききつつ…追加で、納豆玉子焼きを追加。
このあと、シメに、「焼きそば」にするか、「焼きうどん」にするか、「ざるラーメン」にするか迷いつつ、店内に貼り付けられたメニューの焼きうどんは550円なのに、本日のオススメが書かれたボードには、焼きうどんが600円となっていて、その差は何なのか知りたかったのですが、質問するような雰囲気でもなかったし、時間も遅くなってきたので、シメの麺類はあきらめて、ここで終了。
研修も面白かったし、いい感じの居酒屋さんに出会えたし、充実した週末を過ごすことができました。
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[ テーマ: 相続登記手続き ]
2017年7月11日12:20:00
昨夜は、東京司法書士会大田支部主催の司法書士セミナーを受講するため、大森に行ってきました。
テーマは、「法定相続情報証明制度についての注意点」。
今年、5月29日に運用が開始されたばかりのこの制度について、法務局から登記官をお招きしての90分間。
新制度ということもあり、同業者の関心も高く、会場は満席でした。
司法書士としてこの制度をどう活用するか、ふだん相続登記手続きに関わっているが故の手続き上の落とし穴、まだ運用が確定していないケースなど、とても有益な情報を共有させていただきました。
昨日現在で、城南法務局ではすでに50~60件程度の取り扱いがあるそうで、当事務所としても、ご依頼があれば対応させていただく予定です。
有意義なセミナーを受けた後は、喉が渇いたので…
テキトーな居酒屋さんを探して…サッポロ黒ラベルに、
鯨のたたき、
そして、鰯の蒲焼丼で、食事を済ませて帰宅しました。
帰ってから、「法定相続情報証明制度」の復習をしないと。。。
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[ テーマ: 起業支援 ]
2017年7月20日10:15:58
昨夜は、111回目の起業家交流会を開催いたしました。
場所は、下北沢にある韓国料理店「ドンドコ」さん、サムギョプサルが人気のお店です。
このお店は、年に何度か利用させていただいています。
店主の具さん(↓)、当事務所をご利用いただき、数年前に株式会社を設立されました。
交流会開始よりも早めに到着したので、近況など、少しお話を聞かせていただきました。
今回は、交流会当日に会社設立登記手続きが完了したばかりの社長さんを含め、参加者は7名。
異業種交流会的なガツガツしたものではなく、仕事の話は最初の名刺交換の時にちょっとするくらいのゆる~い飲み会のため…話が盛り上がりすぎて、気がつくと23時30分を回っていて、終電が気になり始めたのでここで終了。
19時スタートのため、4時間半…飲んで食べてしゃべって…最後はふらふらになります。
次回は、8月24日(水)
お客さまにご紹介いただいた、歌舞伎町にあるモンゴル料理店で開催します。
馬頭琴の演奏も聴けるかも。
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[ テーマ: 相続登記手続き ]
2017年7月27日12:41:10
先日、地方にあるリゾート物件の相続登記のご依頼をいただきました。
相続人さんは、そのリゾート物件を行ったことも、見たこともないそうです。
ご依頼をいただいてから数週間、ようやく書類を揃えることができ、さあ、これから登記を申請するといった段階までたどりつき、相続人さんに登記費用のお見積もり書を出すため、相続登記にかかる費用を計算していたのですが…
物件の土地・建物の評価額が低く、さらに被相続人さんは共有で所有されていたこともあって、「課税価格」が20万円にも届かない。
相続登記を申請する際に納める登録免許税(いわゆる印紙代)は、課税価格の1000分の4ですから、仮に課税価格が20万円だったとしても、その1000分の4ですから、わずか800円。
登記にかかる費用は安いほうが良いのですが、悩ましい点が…
それは登記申請を除くその他にかかる費用のほうが高いこと。
相続登記を申請する場合には、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を揃えるほか、相続人の戸籍謄本、印鑑証明書(遺産分割協議ありの場合)、住民票、固定資産評価証明書など、いろいろな証明書を準備しなければなりません。
戸籍謄本だけでも、古いものは1通750円もしますから、すべて揃えるとなると、証明書だけで登録免許税の数倍の金額になってしまいます。
さらに、これらに司法書士報酬が加算されますから…
そんなに高額な費用をかけて、名義を変えていいのか、と一瞬思ってしまいます(もちろん、相続登記をしておくメリットもありますし、そのまま放っておいたほうが良いというわけではありませんが)。
だからといって、司法書士報酬を値引きするというわけにもいかず…悩ましいところです(逆にいえば、何億もする高額なケースでも司法書士報酬を上乗せするということはありませんが)。
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[ テーマ: 登記全般 ]
2017年7月28日12:16:00
会社、不動産を問わず、登記を申請する際には、「株主総会議事録」「取締役会議事録」「登記原因証明情報」「司法書士への委任状」その他、いろいろな書類に押印をすることになります。
司法書士がお客さまに代わって押印をすることはできないため、いつも、ヒヤヒヤしながら、押印の作業を見守ることになります。
多くの方は慎重に、問題なく押印されるのですが、時々、次のような失敗が見受けられます。
<書類押印時に起きた失敗の例>
1.慎重になりすぎて失敗
たとえば、会社設立の登記の際、「印鑑届書(印鑑証明書のもとになる)」への押印が最も重要になるので、その点をご説明すると、慎重になりすぎて手が震えたり等で失敗するケースが多いようです。
最近では、あえて重要だと言わないようにしています。
2.会社の代表印のつもりで、銀行印を押印
押印する際、文字をよく確認してください。
見分けるコツは、印鑑の真ん中辺りに彫られた文字の数、「代表取締役印」だと6文字、「銀行之印」だと4文字で文字数が違いますし、また、「銀行」の「銀」の文字が読み取れることがあります。
3.朱肉の問題
100円ショップなどで売っている朱肉や、ゴム印などで使うスタンプ台を使用すると、薄かったり、かすれていたり、逆に滲んだりして失敗する可能性が高いようです。
とくに、安価な朱肉を使用すると、印影が不鮮明になる確率が高く、そうなると、再度の押し直しが必要となるため、送料、時間などが無駄になります。
できれば、文房具店、印鑑専門店で購入したものをご利用いただけると助かります。
今後も幾度となく利用することになりますから、それなりの朱肉をご使用ください。
4.印鑑の問題
何年も印鑑を使っていると、中にほこりやゴミが付着し、そのまま押印すると、文字が潰れてしまうことがあります。
押印前に専用のブラシなどで、こまめに掃除しましょう。
5.シヤチハタ印の使用
個人の印鑑を押印する際(実印を押印するケースを除きます)、時々、シヤチハタ印を使用する方がいらっしゃいますが、シヤチハタ印は役所への届出の際には使用できませんので、ご注意を。
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