プロフィール

西尾 努2007年2月末に東中野(ちょっと歩けば新宿区)で事務所をオープンしたと同時にこのブログを開始しました。中野区、新宿区で地域密着型の司法書士を目指しています。

≫ 詳細プロフィール

バックナンバー

2019年 11月

2019年 10月

2019年 09月

2019年 08月

2019年 07月

2019年 06月

2019年 05月

2019年 04月

2019年 03月

2019年 02月

2019年 01月

2018年 12月

2018年 11月

2018年 10月

2018年 09月

2018年 08月

2018年 07月

2018年 06月

2018年 05月

2018年 04月

2018年 03月

2018年 02月

2018年 01月

2017年 12月

2017年 10月

2017年 09月

2017年 08月

2017年 07月

2017年 05月

2017年 03月

2017年 02月

2017年 01月

2016年 12月

2016年 11月

2016年 09月

2016年 08月

2016年 07月

2016年 06月

2016年 05月

2016年 04月

2016年 03月

2016年 02月

2016年 01月

2015年 12月

2015年 11月

2015年 10月

2015年 09月

2015年 08月

2015年 07月

2015年 06月

2015年 05月

2015年 04月

2015年 03月

2015年 02月

2015年 01月

2014年 12月

2014年 11月

2014年 10月

2014年 09月

2014年 08月

2014年 07月

2014年 06月

2014年 05月

2014年 04月

2014年 03月

2014年 02月

2014年 01月

2013年 12月

2013年 11月

2013年 08月

2013年 07月

2013年 06月

2013年 05月

2013年 04月

2013年 03月

2013年 02月

2013年 01月

2012年 12月

2012年 11月

2012年 10月

2012年 09月

2012年 08月

2012年 07月

2012年 06月

2012年 05月

2012年 04月

2012年 03月

2012年 02月

2012年 01月

2011年 12月

2011年 11月

2011年 10月

2011年 09月

2011年 08月

2011年 07月

2011年 06月

2011年 05月

2011年 04月

2011年 03月

2011年 02月

2011年 01月

2010年 12月

2010年 11月

2010年 10月

2010年 09月

2010年 08月

2010年 07月

2010年 06月

2010年 05月

2010年 04月

2010年 03月

2010年 02月

2010年 01月

2009年 12月

2009年 11月

2009年 10月

2009年 09月

2009年 08月

2009年 07月

2009年 06月

2009年 05月

2009年 04月

2009年 03月

2009年 02月

2009年 01月

2008年 12月

2008年 11月

2008年 10月

2008年 09月

2008年 08月

2008年 07月

2008年 06月

2008年 05月

2008年 04月

2008年 03月

2008年 02月

2008年 01月

2007年 11月

2007年 10月

2007年 09月

2007年 08月

2007年 07月

2007年 06月

2007年 05月

2007年 04月

2007年 03月

2007年 02月

QRコード

【不動産登記】「地面師」を読み、ついでに3Dプリンターの本も。

[ テーマ: 不動産の所有権移転 ]

2019年1月29日14:55:00

昨年、あの積水ハウスが、前代未聞の不動産詐欺に遭い、巨額の不動産代金を騙し取られたというニュースで世間を驚かせました。

また、昨今、地面師による不動産のなりすまし詐欺が横行し、被害件数も100件を超えるとか。

 

地面師

 

司法書士としては他人事ではないので、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」を読んでみました。

 

地面師

 

そこには、巧妙な手口が紹介されており、司法書士もそのような研修を受けたりはするのですが、それをはるかに超える手口が使われていることに驚きました。

・会社の社名変更登記を利用したり、

・パスポートや印鑑証明書の偽造の技術の進化がスゴいことになっていたり、

・偽造した身分証明書を利用して役所でホンモノの証明書を取得したり、

・なりすましの演技指導をする教育係がいたり、

・取り引きの際には、指の腹にマニキュアを塗り書類に指紋を残さないようにしていたり、

・地面師とタッグを組む弁護士等の専門家が存在していたり、

 

とくに驚いたのは、偽造の精度が高まり、最近の地面師は不動産取引に必要な書類は偽造というより、同じ物をつくれるところまで来ているということ。

3Dプリンターを使って実印まで作ってしまうというから司法書士もだまされてしまうのも無理はないと…

 

地面師

 

ですが、そういう巧妙な手口でなりすましをしたとしても、

・ある不動産会社の営業マンなりすました人物とエレベータに乗り合わせたときにした何気ない会話がきっかけで怪しいと気づいたり、

・本人確認の際、生まれ年の干支を間違えたり、

・パスポートと印鑑証明書の生年月日が異なっていたり、

・中国政府発行の旅券記載の氏名表記が誤っていたり、

・印鑑証明書記載の外国籍の者の生年月日が西暦でなかったり、

・印鑑証明書記載の住所が不完全だったり、

と、ちょっとしたことでなりすましを見破る機会があるということも司法書士会などの研修でもおなじみですが、この本を読んで再確認しました。

おかしいと思っても、単なる錯誤だとやり過ごしてしまいがちですが、取り引きの場ではもっともっと神経を研ぎ澄ませて臨まないと大変なことになります。

 

 

不動産取引の場のあの緊張感…周囲のプレッシャーを感じながら本人確認をするのですが、この事件が話題になったおかげで、この事件を例に挙げて、周囲のプレッシャーを跳ね除けて確認作業に集中することができそうです。

この本、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」の帯には、「全国の不動産関係者、銀行員、デベロッパー社員、弁護士、司法書士、必読の書」と書かれていましたが、大げさではなかったな、と。

こちら側も相手の手口を知り、研鑽を積んで事故が起きないように心がけたいと思います。

 

 

その後…

「3Dプリンターで、実印を作る」という話が強烈に印象に残りすぎて、

 

3Dプリンターで実印を作る??

 

3Dプリンターで世界はどう変わるのか (宝島社新書)」という本も読んでみました。

今は、3Dデータさえあれば、簡単に3Dプリンターでものが作れる時代らしい。

それでも、プリンターで出力するにはかなりの費用がかかるだろうから、実際にやるだけの費用対効果は…なんて思っていたら、

3Dデータは3Dスキャナーがあれば作ることができるし、3Dプリンターも安く手に入れることができるのだそう。

試しにAmazonで調べてみると、数万円で買うことができることを知り驚きました。

さらに調べてみると、家庭用に低価格な3Dプリンターを使って実際に印鑑を作っている人の動画サイトなどもあり、背筋が寒くなりました。

…怖い時代です。

(2019.02.13 追記)