TOPページ > 登記簿謄本、全部事項証明書とは
登記簿謄本とは?
金融機関や取引先から、「会社の謄本」をもってきてくれと言われ、「謄本」というものがどんなものかわからないので教えて欲しい、というご質問をいただくことがあります。
「会社の謄本」というのは、「会社の登記簿謄本」のことで、登記されている事項を記載した証明書のことをいいます。
昔は、紙の登記簿の謄本(コピー)だったため、「登記簿謄本」と呼んでいましたが(今でもそう呼ぶことが多いですが)、登記簿がコンピュータ化されてからは「登記事項証明書」と呼んでいます。
つまり、「登記簿謄本」、「登記事項証明書」は別々な書類があるわけではなく、同じ証明書です。
なお、「登記簿謄本(登記事項証明書)」には、いくつか種類がありますが、一般的には、全部事項証明書のうちの、履歴事項証明書(写真の①の最初の□)を取得すれば問題ありません。
ちなみに、会社の本店住所が、中野区から新宿区へと(管轄法務局が変わるケース)移転した場合には、移転先の新宿区では全部事項証明書のうちの履歴事項証明書を、移転前の中野区では全部事項証明書のうちの閉鎖事項証明書をとることができます。
移転先の履歴事項証明書には、いつ、どこから移転したのかが記載され、移転前の閉鎖事項証明書には、いつ、どこに移転したのかが記載されているので、つながりがわかります。
中野区内で移転(管轄法務局が変わらない)した場合には、履歴事項証明書にそのまま旧住所と新住所が記載されます。