[ テーマ: 本・映画の中の会社設立 ]
2008年3月29日18:49:00
事業規模を拡大していくと、人を雇用するなどして組織を拡大する必要があります。
組織拡大のため、人を雇えば、固定費が上がり、一瞬でもその分利益が下がります。
その際、いい人を採用できれば問題はないのですが、必ずしもそうとは限りません。
「しまった」と思っても、いったん採用するとそう簡単にはやめさせることもできなくなります。
頭が痛い問題です。
通販勝ち組の絶対ルール「儲かるしくみはこうつくれ(岡崎太郎/オーエス出版)」には、こう書かれていました。
(引用ここから)
事業規模が小さいときには問題ないことが、事業規模が大きくなると問題になることがよくあります。
多くの会社は、事業規模の拡大と利益の拡大とは比例せず、組織が拡大しただけで収益率は落ちていきます。
組織が拡大した分だけ、チェック機能が煩雑になったり、よけいな人が増えたりして、収益が落ちていくのです。
(省略)
しかも企業は、年を重ねるほどに“負の遺産”を毎年引き継いでいくものなのです。
それは何かというと、売れなくなった在庫だったり、営業活動に意識が高められないダメな社員だったり、あるいは若い社員をいびる事務員のおばちゃんだったり…。
このような負の遺産が次第に蓄積された会社は、だんだんぬかるみに足がはまっていくわけです。
(引用ここまで)
私の事務所も、おかげさまで開業以来、順調に売り上げも伸びていますので、そろそろ「組織の拡大」を検討しなければならない時期にさしかかりました。
ちょっと先に開業して、スタッフを入れた先輩方をみると、うまくいっているところはあまりないようです。
どこも人の問題で悩んでいる様子。
うちも最初から負の遺産を背負うわけにもいかないので、慎重にやるしかありません。
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