[ テーマ: 登記全般 ]
2014年11月27日17:41:00
会社関連の設立や各種変更登記を申請する場合には、株主総会議事録、取締役会議事録、その他、就任承諾書等への押印作業は避けることができません。
これまで、各種書類へ押印する際、普通に、「ここに、会社の法人印を押してください」などと案内していたのですが…
中には、シヤチハタ印を利用する人がいたり(シヤチハタの「ヤ」は大きな「ヤ」です)、押印をする際に朱肉を使わずにスタンプ台を使う人がいたりして驚くことがあります。
若い方であれば仕方がないとも思うのですが、私よりも年上の方がそのようにされることが多々あり、驚かされます。
今日も、会社設立登記のご依頼をいただいて、押印された登記関連の書類を受け取りに訪問したところ…
テーブルの上にあるのは、スタンプ台。
それで押印された書類であることは間違いなさそうですが、朱肉と同じ色のスタンプ台でしたので、言われなければ朱肉で押したものと見分けができません。
ところで、
朱肉とスタンプ台の違いってご存知でしょうか?
違いその1 … 印影の写り具合が違う
印鑑の印面に付く朱の色のノリが全く異なります。
役所に提出する場合には、印影がかすれていたり、欠けていたりすれば、受け付けられないこともあります。
違いその2 … 耐久性が違う
それぞれに使用されている成分が全く異なるため、朱肉を使って捺印したものは時間がたっても色あせません。
これに対し、スタンプ台で捺印したものは時間がたつと色があせたり、滲んだりしてしまい、長期保存には向きません。
登記で使用する書類に押印する際には、必ず朱肉をご利用ください。
それも、100円ショップで売っているようなヤツではなく(これも印面のノリが悪い!)、印鑑屋さん・文房具店で購入された、そこそこ良いものを使うことをおススメします。
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