[ テーマ: 登記全般 ]
2019年10月5日10:11:00
各種登記手続きのご依頼をいただいた場合、司法書士は依頼人とお会いして本人確認をさせていただいております。
身分証明書等と照らし合わせてご本人に間違いがないことを確認させていただいた上で、登記手続きをすすめることになります。
という前提で…
先日、本人確認を済ませた依頼人から、押印済みの書類が返送されました。
簡易書留で送られたようです。
ですが、配達された当日、不在だったため、不在通知がポストの中に。
その日の夜、不在通知を持参して郵便局の窓口で簡易書留を受け取ろうとしたところ…
あ…
「努」という文字が「勉」に…名前が完全に間違っています。
手元の身分証明書は、「努」となっており、郵便物の宛名と一致しません。
事務所名の記載もないし、どうしよう。。。
恐る恐る、郵便局員さんには、「名前が微妙に違いますが…」とひと言付け加えて司法書士の会員証を提示しました。
普通の受付窓口は閉まっている時間帯のため、背後には順番を待っている人たちが大勢いて、変なプレッシャーを感じます。
もし、これでダメだと言われたらどうしようとか、再配達に切り替えて顔見知りの郵便局員さんに配達してもらえば何とかなるかとか、いろいろ不安になりました。
が、郵便局員さんからは何の指摘もなく、本人確認が済み、郵便物を受け取ることができました(ホッ)。
今回はまだ、どちらも「つとむ」と読むことができるので助かったのかもしれません。
これが、もし、
西尾「怒」だったり…まあ、これは事務所名が正しく記載されているから問題なく受け取れそうですね。
(しかし、事務所名の中の氏名は正しいのに…「怒」という名前の別人が同じ事務所にいると思われたのでしょうか、謎です)
事務所名の記載なし、氏名が「西尾」ではなく、「中野」と書かれていたら…と考えるとゾッとします(写真のケースは書留ではないのでポストに入っていました)。
実は、ほかにも、「努」が「司」になっていたり、住所の町名を「中野」と間違われたり(正しくは「東中野」)、丁目以降の記載がなかったり、いろいろな間違いがありましたが、何とか奇跡的に届いています。
書留郵便に記載された氏名の誤り、郵便局側の対応の限界がどこまでなのか、知りたくもあり、知りたくもなし…。
ちなみに、今だから笑える、過去にあった間違いについてはこちらをご参照ください。
郵便物をお送りいただく際、住所、氏名は送る前に、もう一度だけ、ご確認ください。
よろしくお願いいたします。
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