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西尾 努2007年2月より(株式・合同)会社設立・役員変更・定款変更、相続登記等、登記業務を中心に行っています。

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【起業】勝つまで戦う渡邉美樹の超常思考

[ テーマ: 本・映画の中の会社設立 ]

2009年10月4日13:26:00

 

現在の会社法では、以前の商法の頃と違って、有限会社なら300万円、株式会社だと1,000万円の資本金を準備しなければ会社を設立することはできませんでした。

その頃、起業しようと思った大手居酒屋チェーン、ワタミの渡邉会長は、起業するにあたりどのようにして資本金を準備したかについて、著書「勝つまで戦う 渡邉美樹の超常思考」の中で次のように書いています。

 

起業といえば、現在は資本金1円も株式会社を設立できますが、私が会社を立ち上げようとした当時は、有限会社で300万円、株式会社は1,000万円の資本金が必要でした。大学を出たばかりで担保にするものがない若者に、銀行が300万円も貸してくれるわけはありませんから、働いて稼ぐしかない。私は、その300万円を貯める期限を1年に決めました。1年で300万円となると選べる仕事は限られる、というわけで、運送会社のドライバーになったのです。

 

渡邉会長は、佐川急便のドライバーとなったあとは、予定通り300万円を貯め、84年に予定通り有限会社(有限会社渡美商事)を設立しています。

さらに、00年3月には東証1部上場を果たし、外食、介護、農業、教育と幅広く活躍されています。

お金がないから、と単純にあきらめがちですが、こういった発想を見習って、どんどんチャレンジしていたいと思います。

 

矢印33 資本金を1円にする場合には、この点にもご注意ください。