[ テーマ: 司法書士のプライベート ]
2019年12月11日16:16:00
先週、読みえた本は、「新橋アンダーグラウンド」。
サラリーマンの聖地、新橋を取り扱った本です。
読み終えて、土曜日に新橋に出かけました。
この本でいろいろ取り上げられているテーマの中で、唯一私が体験できると思った、「新橋系ナポリタン」が目的です。
まずは、フィボナッチ数列によって配列されたプレキャストコンクリート製外壁のニュー新橋ビルへ。
パチンコ、麻雀、囲碁、将棋、ゲーム、マッサージ、占い、純喫茶、健康食品、金券ショップ…“オヤジサラリーマンのパラダイス”なこのビルの中で、まず最初に向かったのは、「ムサシヤ」。
新橋系ナポリタンの代表的なお店なのですが、いきなり戦喪失するほどの行列ができていました。
私には並んでまで食べる根性が全くないので、即断念しました。
ここがダメでも、このビルの2階にも新橋系ナポリタンを出すお店があるらしいので、行ってみると、2階は本で紹介されていたとおり、中国マッサージ通りと化しており、呼び込みが激しい。
同じフロアに何十店もあるマッサージのお店の前を通るたびに声をかけられるので、それらを振り切りつつ、目的の「ポワ」という喫茶店を探したのですが見つからない。
調べてみると、「ポワ」は昨年10月に惜しまれつつ廃業したらしいことがわかりました。
仕方がないので、今度は駅の反対側にある有名店「ポンヌフ(新橋という意味)」に行ってみた。
すると、今度は臨時休業で…店主が渡しの横を通り過ぎていきました。
これで新橋系ナポリタンとは全く縁がないと悟り、新橋系ナポリタンはなかったことにして、改めてガード下のお店を見ていると、富山県の「おあじ」というお店を発見しました。
太田和彦さんの本「居酒屋百名山」やテレビ番組で紹介されている、富山のあのお店が東京に進出??と思い、入ってみると、あっちは「おやじ(親爺)」で別のお店だったことが判明。
それでも調べてみると、実家の近所に支店があるようなので、富山名物のサスの昆布締めを注文しました。
が、しかし、昆布締めの昆布をそんな風に食べる習慣はないはず…
さらに、メニューには、いつもなら無視して「げんげの天ぷら」などを注文するところ、「ナポリタン焼きそば」に気づいてしまい、ナポリタンを食べに新橋まで来て、食べずに帰るのは嫌だと思い…
注文して、即後悔…
で、夕方、再度、「ムサシヤ」に戻ってみたら、行列は消滅していたものの、お店も閉店していて…がっかり。
せっかくニュー新橋ビルに戻ってきたので、これまで行ったことがない、3階、4階と探検することしました。
4階まで上がると外の空気も吸えるらしいのですが、土日はダメでまたがっかり。
ほかにも気になるお店「みぼうじんカレー」を見つけて入ろうと思ったのですが、
シャッターが下りていて、土曜日は営業していないらしい。
「みぼうじんカレー」、いったいそのカレーのどこが未亡人なのかとても気になります。
今度、食べてみるまで調べないでとっておこうと思います。
結局、地下にある純喫茶フジでコーヒーを飲みながら、持参してきた「新橋アンダーグラウンド」を再読。
ここにもナポリタンがあってもいいはずなのに、ここにはナポリタンはなく、代わりに、おもしろいものを発見しました。
喫茶フジにちなんだ(?)のか、「7 富士宮焼きそば」です。
「富士宮焼きそば」は、よくツーリング先の富士宮市や大久保(新宿区)の富士宮出身のマスターがやっている居酒屋さんでよく食べています。
う~ん、「喫茶フジ」なら、富士宮市ではなく、富士市にB級グルメの「つけナポリタン」があるというのに。。。
(2011年4月に富士市でツーリング中に食べたつけナポリタン)
この日の教訓 : 新橋を楽しむのなら、平日に来ないとダメ!!
平日に出直してきます。
3か月後…元号も令和に変わった5月中旬。
たまたま登記の打ち合わせのため、新橋へ行く機会がありました。
打ち合わせを終えて、昼食がまだだったので、あのお店で食べることにしようと…でも、ちょっと時間が遅かったので営業時間を調べて…
先日、ここへ来た時、定休日で食べ損なった「みぼうじんカレー」、営業時間を調べている際、うっかり、「みぼうじん」の店名の由来を知ってしまいました。
レシピを考案された方が未亡人だったことと、未病や美貌とも関連があるのだそう。
さらに、ここは美女3人がお店を運営しているのですが、サラリーマンのパラダイス、ニュー新橋ビルですから大半の客が店員さんに、「あなたも未亡人ですか?」と尋ねるらしい。
店名の由来を知ってしまったのは残念ですが、客の対応は事前に知っててよかった~、と。
同じ轍を踏まないように…ここは、司法書士らしく…未亡人から一歩踏み込んで、
「ご主人の相続登記はお済ですか?」
なんて尋ねてみようかとも考えたのですが、完全にスベるし、スベるどころか引かれてしまうのでカレーとともに飲み込みました。
そのうち、隣のサラリーマンが、「なんで未亡人なのですか?」「あなたも未亡人ですか?」…(ホントに聞いている!)
で、それに対する店員さんのあまりにも機械的な反応に、ちょっとだけほくそ笑んでしまいました。
許せ。。。
それにしても、新橋で、未亡人カレーというネーミングのセンス、最高ですね。
司法書士事務所では、「未亡人司法書士事務所」…とても応用できそうもありません。
さらに半年ほど経過し…たまたま、株式会社の増資の登記の打ち合わせがあり、内幸町(港区)へ。
内幸町は新橋のすぐそばだし、ちょうどその夜、新橋で司法書士が集まる忘年会を開催する予定もあり…新橋へ行ってみました。
今回は、いよいよ…ニュー新橋ビル2階のマッサージ店へ。
「新橋アンダーグラウンド」によれば、怪しいマッサージのお店はないということでしたが、
同じフロアには、アダルトショップと指圧、マッサージ店とが混在するカオスな空間。
通路を歩けば、怪しい女性たちが寄ってくるし。。。
ホントに大丈夫なのか不安になりつつ1周し、もっとも安い、30分2,000円のマッサージ店に入ってみることにしました。
壁を見ると…シールが貼ってあり、
このビルはおじさんたちのパラダイスのはずなのに…誰のためなのでしょうか。
結局、指圧というより尖った肘でゴリゴリやられて痛い目に遭ったものの、あやしさ度は0(ゼロ)だし、さらに時間延長もされず、もちろん、追加料金をとられることもなく、無事に帰還することができました。
もちろん、この日あったことは忘年会で会話のネタにさせていただきました。
それにしても、カオスで、デンジャラス風で、魅力的で素敵なパラダイス―ニュー新橋ビル。
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