[ テーマ: 株式会社設立手続き ]
2019年10月30日10:31:00
先日、会社設立登記のご依頼をいただき、登記を申請した直後…
依頼人から、本店所在場所として伝えていた住所に間違いがあったという連絡がありました。
事務所を借りる際、不動産会社のミスで番地が間違えていたのだそう。
そのため、申請している登記が完了次第、本店所在地を訂正する登記(更正登記)をして欲しいというご依頼だったのですが―
ご連絡をいただいた時点で、処理状況を確認すると、申請中の登記はまだ完了しておらず、「審査中」の状態です。
完了する前であれば、いろいろ対応策があります。
とりあえず、ダメもとで管轄法務局に連絡して事情を説明。
提出済みの書類は、誤った本店所在地が記載されているものの、「書類自体に形式上の不備がない」ため、通常はそのまま審査され登記が完了するのですが、「補正」の取り扱いで、手続きはいったんストップしてもらいました。
依頼人から事務所の正しい住所を確認して、管轄法務局に出向いて修正の手続きを済ませてきました。
片道約1時間半、往復3時間の移動…こういうケースは、遠い場所にある法務局であることが多いような気が…気のせいですね。
その会社、先ほど、無事に設立登記が完了となりました。
もし、連絡が1日遅れていたら、誤った住所のまま登記手続きは完了するため、住所を訂正するには更正登記を申請するほかありません。
その場合、登記簿には住所を訂正した履歴が残ります。
また、費用の面においても、更正登記には、登録免許税が2万円かかりますし、こういうケースですと司法書士報酬も発生することになります。
司法書士側としては余計な手続きが増えましたが、結果的にうまくいったので、めでたし、めでたし、です。
今回は、別途、報酬等はいただきませんでしたが、交通費程度は請求した方がよかったのかも、と考えたりw
その夜、司法書士が6人、近況報告などの情報交換会のため銀座のしゃぶしゃぶ屋さんに集まりました。
私以外の5人の先生方の事務所は、不動産登記・成年後見業務が中心で…うちの事務所だけちょっとやっていることが違うような雰囲気。
業務上の悩みや不満(?)等、とても勉強になりました。
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