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西尾 努2007年2月より(株式・合同)会社設立・役員変更・定款変更、相続登記等、登記業務を中心に行っています。

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【会社設立】「儲かる会社のつくり方」より

[ テーマ: 本・映画の中の会社設立 ]

2008年3月22日16:16:00

株式会社をはじめとする会社設立登記を依頼される場合に、決算期をどうするかで悩まれる起業家の方が少なくありません。

堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方(堀江貴文/ソフトバンクパブリッシング)に、こんなことが書かれています。

 

(引用ここから)

最初に作った定款で、オン・ザ・エッジは営業年度を毎年3月1日から翌年2月末日とした。

いわゆる「2月決算」という形にしたのだが、これが初年度、意外なところで役に立ったのを覚えている。

前にも書いたように、オン・ザ・エッジは1996年4月に設立し、・・・初年度だけで事業計画をはるかに超える売り上げを上げることができた。

一方で多くの取引先が3月決算だったことから、3月に納期をずらしてもらうことができ、3月期のわが社の売り上げはすべて2期目に組み込まれることになった。

会社を立ち上げたばかりでキャッシュフローも乏しく、莫大な税金を支払う余裕はないベンチャー企業にとって、2月決算はこんな思わぬメリットをもたらしてくれたのだ。

(引用ここまで)

 

つまり、納期が2月であれば初年度の売り上げとなるので、莫大な税金を納めなければならないところ、3月(2期目)にずらすことにより初年度の売り上げを抑えることができた、ということです。

初年度にかなりの売り上げが見込まれる場合に、このような考えをとることができます。

 

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【会社設立】「ギャル革命」より

[ テーマ: 本・映画の中の会社設立 ]

2008年3月19日12:14:00

起業家が出している本の中に、創業当初のエピソードとして「会社設立登記」の苦労話が書かれていることが少なくありません。

19歳で起業された藤田志穂さんが書かれた、ギャル革命(藤田志穂/講談社) にも会社設立時のエピソードが書かれていました。

 

(引用ここから)

登記を申請した日が、記念すべき会社の設立日。
ここまで終わればみごと会社設立!!
わーいわーい♪
といきたいとこだけど、最初の定款が、
なかなか認証されない!!

(省略)

けっきょく定款を提出してから認証されるまでに1ヵ月以上、
それから登記申請を提出し、無事に会社が設立されるまで
トータルで2ヵ月ほどかかってしまった。
(まさかそんなにかかるとは、このころは思ってもいなかったけれど)

(引用ここまで)

 

若干、設立手続が不正確ですが、本を買ってご自身で会社をつくる場合の苦労が伝わったと思います。

藤田社長は、これ以外にも定款認証で9万2000円(電子定款の場合には、印紙代4万円が不要ですから5万2000円です)、登録免許税6万円(有限会社でした。株式会社ですと15万円、合同会社LLCは6万円)、その他いろいろかかって総額20万円くらいかかったと書いています。

 

(引用ここから) 

けっきょく手数料だけで20万円くらいはかかてしまった。
資本金は1円でできても、設立には少なくともこれだけのお金が
必要になるなんて、本には書いていなかった。
あーあ。かなりイタイ出費。

(引用ここまで)

 

もし、これを司法書士に依頼すると・・・

会社設立手続に着手してから最短で1日で定款認証、登記申請。

申請から謄本が出来上がるまで、法務局の手続が長くて1週間程度です。

費用面では、司法書士報酬はかかるものの、定款の印紙税の4万円、オンライン申請方式をとると5千円の計4万5千円のコストを抑えることができます。

時間とコストの両方を節約したい方はプロ(司法書士)にお任せください。

 

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【会社設立】ホリエモン流「コストがかからず、元手の少ないビジネス」

[ テーマ: 本・映画の中の会社設立 ]

2007年3月9日19:06:00

元ライブドアのホリエモンが書いた本「堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方」を読んだところ、これからビジネスを始める方に役立つ情報がいろいろと紹介されていました。
 
今では、古本屋でしか入手できないかもしれませんが読んでおいて損はないと思います。

人物については触れないことにして、彼のビジネスの選び方について見てみると―

 

飲食店

→ 店舗、内装、什器などかなりの初期コストが必要

→ 元手がかかる

→ 損益分岐点が高くなりリスクが大きい、うまくいったときも実入りが少ない

→ 難しい

∴ 始めるのならコストのあまりかからない、元手の少ないビジネス

 

たとえば・・・

(1)出版社 … 作家、デザイナー、イラストレーター、印刷所はアウトソースでき、初期コストもほとんど必要としない。

編集者1人いれば出版社はつくれる。

(2)学生アルバイトの人材あっせん業 … 元手も設備投資もほとんどいらない。

(3)マッサージ業 … 出張マサージなら、治療を施す場所さえいらないし、資格と電話と体1つあれば、どこででも始められる。

(4)コンサルタント業、英会話教室 … 出張して生徒の家で教室を開いたり、駅前の喫茶店でもできる。

(5)インターネットオークション … 元手がいらない。

(6)健康食品 … メーカーが作った製品を、すばらしいネーミングで販売すればいい 。

 

彼は、「元手がいらないビジネスであれば、仮に失敗したときでも痛手は小さい」と考えていたそうです。

私もその考えに共感します。

司法書士として創業支援をさせていただいている中で、この辺の考え方が甘い人が多いように感じます。

どうしてもやりたい仕事があるのならともかく、何かビジネスを始めたいと考えている方は、最初はできるだけコストを抑えてリスクを最小限にして始めましょう。

最初から立派な事務所を借りて、最新のOA機器、家具を入れる必要はありません。

最初は中古で十分です(実際、ホリエモンも中古でスタートしたらしいです)。


参考 堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方

 

 

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