[ テーマ: 相続登記手続き ]
2008年1月9日13:09:00
当司法書士事務所のホームページをご覧になった方から、お電話、メール等で相続登記の費用について、よくお問合せをいただきます。
これについては、ホームページ上で、「一律何円」と書きたいところですが、
単純な不動産の数、不動産を管轄する法務局の数(東京都と神奈川県にある…など)、相続人の数、ご依頼いただくぎ業務の範囲…
等々、不確定要素が多すぎて、「一律いくらです」という提示が難しいというのが本音です。
そのため、事情を詳しく聞かせていただいた上で、個別にお見積りを出させていただいております。
そうはいっても、まったく情報がないのもよくありませんので、「相続登記の費用の目安」をホームページにアップしました。
よろしければ参考にしてください。
[ テーマ: 事務所案内 ]
2008年1月13日02:02:00
相続登記について知りたい方は 相続登記のページへ
会社設立について知りたい方は 会社設立のページへ
その他については ホームページのトップページへ
数日前、当事務所の提携先の不動産会社の社長と食事をしていたときのことです。
社長が昨年、株式会社を設立し、その登記をしたときのことが話題になりました。
社長が設立登記を申請されたときは、まだ私と出会っていませんでした。
だから(?)、司法書士をインターネットで探したのだそうです。
適当な司法書士事務所をみつけて、連絡をとり、ちょっと打合せはしたものの、ほとんど自動的に会社の登記ができあがったそうです。
本職(司法書士)が出てくることもなく、補助者(事務員)が対応され、定款の目的についても、予めいくつか司法書士事務所のほうで用意して、「これに付け加えるものはないか?」という感じ。
その事務所のやり方が、当事務所の方針とまったく正反対だったので、とても参考になりました。
当事務所の場合、雑談も多く、お客さまがどういった会社をつくりたいのか、どんどん質問するようにしています。
結構、細かいところまで打合せするので、それなりの時間がかかってしまいます。
*もちろん、設立を急いでいるお客様には1日でも設立登記の申請ができるようにはいたします。ご安心ください。
場合によっては、お話があってから数ヶ月かかることも少なくありませんし、株式会社ではなく、個人事業でスタートするといったことも時々あります(個人事業だと設立登記の仕事は消滅します)。
こちらから質問しなければ、つまり、最初から「定款はこういうものです」「会社の設立にはこういったことを決めるのが決まりなんです」という形でどんどんすすめていけば、効率よく仕事ができます。
会社設立1件にかける時間は、わずかで補助者でも機械的に処理することができるでしょう。
ただし、登記が完了すれば仕事は終了、翌日からは赤の他人。
これに対して、質問をどんどんさせていただくと、時間はかかりますが(時には会社にする必要性が消えることもあります)、起業する方の意識が途中から変わっていきます。
将来どんな会社にしたいのかがイメージできるようなお話をさせていただくからです。
接触回数も多いので、どんどん仲良くなっていきます。
周りから、お客さまと遊んでいるようにみえるのもそのせいです。
そのうち、会社の法務的な仕事の依頼もいただくようになりました。
さらに、このブログをずっと読んでいただいた方はご存知だと思いますが、会社の設立登記が終わっても関係は継続しています。
また、立場が変わって、こちらがお客さんになることもあります。
事務所の仕事の仕方は千差万別です。
どれがよくて、どれがよくないということはありません。
いいと思えば、どんどん吸収していけばいいだけのことです。
今日、お客さまから年賀状が届きました。
それに、こんなことが書かれていました。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者だけである。」
ダーウィンの言葉だそうです。
どんどんいい方向に変化していこうと思います。
● 会社設立・相続登記 西尾努司法書士事務所のHPを見る ●
|この記事のURL│
[ テーマ: 起業支援 ]
2008年1月16日20:32:00
株式会社を設立する場合の手続について何回かに分けてご説明します。
まず、発起人(ほっきにん)という会社をつくる人が集まって、最初に、会社の定款(ていかん)を作成することになります。
定款とは、国でいう憲法のようなものです。
定款には、会社名(商号)をどうするか、事業内容(目的)は何にするかなどが定められています。
当事務所にご相談いただいたお客様には、株式会社設立相談シート(ファイルサイズ:25.6KB) にしたがって、1つ1つ相談しながら決定していきます。
株式会社設立相談シートが、完成したら、その内容に基づいて定款を作成していきます。
定款の記載例(サンプル)
定款作成時に注意すべき点は、株式会社設立のページをご参照ください。
1.社名(商号)、事業内容(目的)、本店所在地などを決めます。
の部分をご覧ください。
こんな感じで、まずは定款を完成させます。
次回は、「定款の認証について」です。
[ テーマ: 起業支援 ]
2008年1月17日23:43:00
定款を作った後は、認証手続です。
株式会社の設立の場合には、つくった定款をもって公証役場に行って認証手続をしてもらう必要があります。
合同会社(LLC)を設立する場合には公証人の認証は不要です。
公証役場に持っていくもの
定款3通(1通は公証役場に保管、1通は会社保存、1通は登記用)、発起人全員の印鑑証明書、そしてお金です。
ご自身で設立手続をする場合には、10万円ほどあれば足りると思います。
費用
収入印紙 4万円
認証手数料 5万円
謄本交付料 約2千円
ご自身で会社設立手続をされる場合には、普通は電子定款を利用することが無いので収入印紙の4万円はかかってしまいます。
仮に当事務所に設立手続をご依頼いただいた場合には、電子定款を使いますので、その4万円は不要となります。
4.定款を作成して公証人の認証手続をします。 |
どこの公証役場に行くか
会社の本店所在地と同じ都道府県内にある公証役場です。
(例)東京都多摩市聖蹟桜ヶ丘・・・を本店とする場合、
東京都中野区の公証役場など、都内の公証役場に行くことになります。
[ テーマ: 起業支援 ]
2008年1月19日15:43:00
株式会社設立手続の続きです。
公証役場で定款を認証するところまで終わりました。
もし、設立を急いでいるのであれば、同日に資本金を振り込んで、設立登記の申請書や添付書類を作成して一気に登記申請までしてしまうことも可能です。
すぐに設立したい人、ご相談はこちらへ
(または電話03-5876-8291へ)
ところで、今日は、当事務所であった設立登記に関するハプニングをご紹介します。
個人情報の関係もあるので若干手を加えています。
会社名が決まらない
会社を設立するには、会社名をつける必要があります。
人が生まれた時と同じですから、姓名判断などの占いを活用する方もいらっしゃいます。
先日、株式会社設立登記のご依頼をうけ、そのお客様が姓名判断を活用するということになり、最初に会社名を決定するまで約半年かかったケースがありました。
姓名判断の専門家に相談して、こちら(司法書士)が困ったのは、会社名中の「s」の文字。
登記されるのは、「s」で1画なのですが、お客様のお話によると専門家の診断の結果、これを3画にして登記しなさいという指示があったというのです。
「s」の先端にそれぞれ「ノ」をつけて
そんな・・・それは無理です!!
そして、そこからさらに数日間かかり、会社名に別の文字が加わえることで、 結果的に普通の「s」でよくなりました。
という感じで、会社名を考えるのも意外と大変です。
会社設立に関するご相談はメール相談窓口か
電話03-5876-8291まで。
[ テーマ: 起業支援 ]
2008年1月21日23:01:37
● 会社設立・相続登記 西尾努司法書士事務所のHPを見る ●
2008年1月23日16:24:00
株式会社設立手続の続きです。
公証役場で定款を認証するところまで終わりました。
定款の認証が終わったら、今度は資本金の払い込みです。
発起人の個人の銀行口座に払い込みます。
これまで、こんな勘違いをされているお客さまがいらっしゃいました。
1.資本金の払い込みのために、新しい口座を開設した。
→ 新しい口座を開設する必要はありません。
現在、ご使用の口座で結構です。
2.残高をいったん「0円」にして、残高が資本金と同額になるよう調整する。
→ 資本金払込み後の残高は、資本金と同額でなくても結構です。
3.発起人が1人のみの発起設立で、自分の口座に自分が振り込む。
→ 単なる入金で結構です(氏名が印字されなくてもOK)。
払込みが完了後、その通帳はコピーして設立登記の申請書に添付します。
その他の注意点につきましては、ホームページをご参照ください。
>> 会社設立に関するご相談はメール相談窓口か
電話03-5876-8291まで。
今月から、ドリームゲートの起業アドバイザーを始めました。
[ テーマ: 起業支援 ]
2008年1月29日15:56:00
株式会社の登記を申請する時までに、会社の実印をつくっておく必要があります。
設立登記の申請書類に押印する必要がありますし、法務局に代表者の印(=会社の実印)として届け出る必要があります。
印鑑は、注文してから完成するまで数日かかりますので、できれば同一商号等の調査をして問題ないことがわかった段階(定款をつくる段階)で発注しておくとよいでしょう。
一般的には、実印、銀行印、角印、できればゴム印などもそろえておくと便利です。
費用は、材質にもよりますが、数万円ほどかかるようです。
なお、弊事務所に会社設立登記を依頼される場合には、実印、銀行印、角印の3点セットもご用意いたします(設立登記の費用29万8千円に含まれております)ので、発注の手間が省けます。
その他、印鑑につきましては、当事務所のホームページをご参照ください。
http://www.sihoshosi24.com/a1335.html
この部分です 3.代表印(会社の実印)を発注します。
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