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西尾 努2007年2月より(株式・合同)会社設立・役員変更・定款変更、相続登記等、登記業務を中心に行っています。

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【事業目的】会社設立のご相談、その定款…

[ テーマ: 株式会社設立手続き ]

2013年6月9日12:03:00

昨日、土曜日でしたが、ご予約のお電話をいただき会社設立のご相談のため、新宿に行ってきました。

これから株式会社を設立されるとのことで、「こういった事業をする会社にしたい」と、ある株式会社の定款のコピーを見せていただいたところ―

その定款第2条(目的)には、ちょっと数が多いものの、普通に事業目的がいくつか並んでいて…

最後はお決まりの、「前各号に附帯関連する一切の事業」になるのかと思いきや、もう一行ありました。

 

驚きの定款_西尾司法書士事務所

 

 

「その他適法な一切の事業」

 

 

おっと・・・

そういえば、以前も似たようなことがあったのを思い出しました。

 「前各号に掲げる以外の事業」

 「その他商業全般」 

 

 

今回は、「適法」がプラスされていますが、適法であることは当然なので…と言っている場合ではありません。

でも、調べてみると、「その他適法な一切の事業」という文言は、欧米では珍しくないようです(参考 http://www.koshonin.gr.jp/tei.html#17)。

日本公証人連合会のホームページには、「適法なすべての営利事業」などの記載は不相当とされていますが (2018年現在、この記述はありません)

実務上、登記ができるか・できないかといえば、登記はできます。

とは言うものの、「その他適法な一切の事業」と登記されている登記簿謄本を、これから取引しようとする相手方が見たときに、何と思うか…。

 

 

ちなみに、現在、「その他適法な一切の事業」という文言を使用する会社も何社があるようです。

有名な会社では、エーザイという会社の定款にそのような文言を見ることができます。

 エーザイ株式会社の定款

 

 

また、昔では考えられなかった、「前各号に掲げる以外の事業」、「その他商業全般」 を使用する会社も出てきています。

(その後、このブログを読まれた方から、実際に定款に盛り込んで欲しいという依頼をいただきました)

 

 

なお、すでに設立されている会社でも、定款を変更して、事業目的のなかに、「その他適法な一切の事業」を追加することも可能です。

 定款変更登記手続きはこちら

 

 

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03‐5876‐8291 または、
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【法務局】印紙売場の不思議

[ テーマ: 司法書士の独り言 ]

2013年6月8日12:21:00

登記を申請したり、登記簿謄本を入手する場合には、申請書に登録免許税法に定められた額の収入印紙を貼り付けて出すのが一般的です。

印紙は、各法務局内(城北出張所等、一部外にある場合もありますが)に設置された印紙売場で入手できます。

その印紙売場ですが、時々、「?」と不思議に思うことがあります。

1.窓口に置かれた招き猫

 

印紙売場の招き猫

 

最初は、違和感を感じませんでした。

なぜなら、印紙売場が宝くじ売場の形に似ていたから。

もしかすると、印紙売場の方もそういう感じで置いているのかもしれません。

でも、よ~く考えると、ここに招き猫があるのがおかしいと思いませんか?

 

2.印紙売場の前に置かれた扇風機

 

印紙売場前の扇風機

 

ご存知のとおり、収入印紙は切手大のとても小さな紙片。

その上、欲しい額ちょうどの印紙が1枚で手に入るケースは稀で、大体は(ちょうど1の写真右下のように)組み合わせで買うことが多い。

と、そこまでは多少不便に感じつつも、それほどストレスを感じません。

問題はその後。

印紙を購入し、(窓口で貼っては後ろで待っている方の迷惑になるので)空いている場所で貼ろうと、振り返った瞬間、そこになぜか設置されている扇風機…。

たまたま、この売場だけがそうかと思うかもしれませんが、過去、何箇所かそういう売場を見かけたことがあり、一度は扇風機の風で数十万円の印紙が舞ったことがあります。

 

とりあえず、この2つ、ちょっと不思議に思っています。

 

 

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【相続登記】台湾出身の方の相続で戸籍謄本

[ テーマ: 相続登記手続き ]

2013年5月31日10:21:00

昨年、1件の相続登記のご依頼をいただきました。

お話を伺うと、被相続人は台湾出身の方

その場合、相続登記を申請するにあたり、出身が台湾といえども、普通の相続登記と同様、(台湾から)戸籍謄本を取り寄せる必要があります

 

残念ながら当事務所には、台湾から戸籍を取り寄せるノウハウはありません。

依頼人も、いろいろネットで調べてくださったのですが、戸籍取得の代行手数料が50万円を超える専門事務所が多く、最悪それでも…と考えていた矢先、

そういえば…台湾に留学されていた経験がある行政書士さんが身近にいるのを思い出し、相談してみたところ、ご協力いただけることになり、お客さまにご紹介。

あれから数ヶ月経過し、先ほど、戸籍謄本がすべて揃ったというご連絡をいただきました。

費用も50万円と比べると破格の費用で…。

来週あたり、中断していた相続登記手続きの再開です。

 

  相続登記手続き

 

 

 

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