[ テーマ: 株式会社設立手続き ]
2021年6月27日11:54:00
株式会社の設立登記手続きのご依頼をいただき、先週その登記が完了した依頼人からこんなお問い合わせをいただきました。
> (国税庁より)法人番号指定通知書が届きましたが、それに書かれている法人番号指定年月日は令和3年6月22日となっていました。
会社設立日を令和3年6月15日にして欲しいと伝えたはずですが、どうなっているのでしょうか?
依頼者から指定された令和3年6月15日というのは、一粒万倍日と天赦日の幸運な日が2つ重なる珍しい日で令和3年には3回しか巡ってこない日の最終日でした。
この日に合わせて設立の準備をすすめてきたのに、法人番号指定年月日が6月22日になっているのはどういうことだ!というお怒りのお問い合わせのようです。
回答は、
会社設立日と法人番号指定年月日は全く別のもので一致することはありません。
登記簿謄本(履歴事項全部証明書)の「会社成立の年月日」欄に記載されている日が設立日で、そこには令和3年6月15日となっていますのでご確認ください。
法人番号は、会社設立登記が完了し、その情報が法務省から国税庁に伝達され、国税庁長官が番号を指定する流れのため、タイムラグが生じます。
概ね設立日から1週間後の日が設定されていることが多いようです。
ちょっと紛らわしいですね。
ちなみに、紛らわしいといえば、会社法人等番号と法人番号の違いも紛らわしくてよく問い合わせを受けます。
似ている番号で桁数が異なるので余計に混乱されるようです。
会社法人等番号は12桁、法人番号は13桁で、法人番号は会社法人等番号から計算して導き出すことができます。
依頼人側から見れば、法務局や国税庁などどちらも同じようなものですからね。
混乱するのもムリのない話です。
ご相談、ご依頼、見積もり書については、下記にお電話、またはメールによるお問合わせをご利用ください。
03‐5876‐8291 または、
司法書士西尾へ直通 090-3956-5816(ソフトバンク)までお気軽に。
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[ テーマ: 株式会社設立手続き ]
2021年6月11日16:37:00
2021年5月19日、人気俳優の星野源さんと新垣結衣さんの結婚が発表され、日本中が祝福ムードに包まれました。
↓ 星野源さんのインスタグラムより ↓
結婚発表があった2021年5月19日というのは、実は暦の上で4つの吉日が重なる日に当たり、だからその日が選ばれたのではないか、という話があります。
その吉日というのは、大安、一粒万倍日、天恩日、母倉日の4つです。
1.大安(たいあん) … 万事大吉で、とくに婚礼や開店によい日とされています
2.一粒万倍日(いちりゅうまんばいび) … 一粒の籾が万倍にも実り、豊穣をもたらすという縁起のよい日で何を始めるにも良い日とされています
3.天恩日(てんおんにち) … 天の恩恵で万民が福を受けるという最上吉日とされており、天恩日は必ず5日連続となります
4.母倉日(ぼそうにち) … 何事にも吉で、特に入籍や結婚式など婚姻関係は大吉とされ、リフォームや引越しなどもよい日とされています
ところで、これらの、大安、一粒万倍日、天恩日、母倉日は、婚姻関係によい日とされていますが、何事にも吉ということですから、会社の設立や会社の本店移転の日にも向いているといえそうです。
そういったことをうけ、以前から当事務所でもこれから会社設立をされる方に向けて、ホームページ上で大安、一粒万倍日、天赦日をご案内しております。
通常は、「大安吉日」をおすすめすることが多いのですが、今年は、一粒万倍日と天赦日が重なる幸運な日が3回あることをご紹介(1月22日、3月31日、6月15日の3日)しており、せっかくなら、とオススメしています。
なお、今年最後の幸運な日が来週(6月15日)訪れるということで、その日に会社設立登記のご依頼が集中しています(6月11日現在)。
ちなみに、天赦日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日とされている日のことです(天恩日とは違います)。
一粒万倍日と天赦日が重なるということで、この日を会社設立日に、とご依頼をいただくのですが、依頼人のほとんどが1つ重要なことを見落としているような印象を受けました。
重要なことというのは、6月15日は一粒万倍日で天赦日でもあるのですが、一方で仏滅でもあるということです。
念のため、依頼人にはその日が仏滅でもあることをお伝えするのですが、みなさん口を揃えて言うのは、「仏滅は6日に1回回ってくる(六曜)ものであり、これに対して、一粒万倍日と天赦日が重なるのは今年は3回しかない」、その希少性から仏滅のことは考えないということでした。
今年、一粒万倍日と天赦日が重なる日は6月15日が最後となりますが、その日を逃すともうチャンスはないのでしょうか…
実は、まだまだチャンスはあります。
一粒万倍日、天恩日、大安、母倉日が重なる日が残っています。
大安と天恩日と母倉日が重なる日 … 8月30日(月)
大安と天恩日と一粒万倍日が重なる日 … 9月16日(木)、9月28日(火)
これから準備を始めて秋から会社を始めたいと思っている方はこちらの日を選ばれたらいかがでしょうか。
*吉日に会社を設立したからといって必ず成功するとは限りません。
あくまでも参考程度にしてください。
設立後にすぐに会社が傾いても当事務所では一切の責任を負いません。
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[ テーマ: 合同会社設立手続き ]
2021年5月18日17:47:54
資本金3000万円の合同会社の設立登記手続きのご依頼をいただきました。
一般的には、消費税、その他税金のことを考えると、設立時、資本金額を1,000万円以下にされる会社が多いのですが、今回はいきなり3000万円。
念のため、税金等について依頼人に確認すると、節税目的の設立ではないし、売上もすぐに数千万円となるし、すでに顧問税理士に相談済みだということでした。
ご依頼時、ちょっとだけ気になっていたのが、設立時の登録免許税、いわゆる印紙代。
通常、資本金をそこまで高額に設定されるケースはまれなので、当事務所の場合、登録免許税6万円、司法書士報酬を4万円(税込・会社の印鑑3本セット付)の総額10万円でご案内しているのですが、今回の依頼人もそのつもりでご依頼いただいているのではないか、ということが気になり…
登記費用のお見積もり書を提示するにあたり、今回の登記手続きの費用は総額10万円ではできない旨、事前にご説明させていただきました。
合同会社設立時の登録免許税額について
資本金額×7/1000(0.7%)で計算し、その結果が6万円以下であれば6万円
計算した結果が6万円を超える場合は、その額(ただし100円未満は切り捨てます)
となります。
つまり、最低6万円ということです。
ちなみに、6万円を超える境目がいくらになるかというと、858万円(ただし、1万円単位)です。
858万円×7/1000
=60,060円
=60,000円(100円未満切捨てのため)
なお、859万円の場合には、
859万円×7/1000
=60,130円
=60,100円(100円未満切捨て)
で、6万円を超えてしまいます。
なので、今回の資本金額3000万円の場合の登録免許税は21万円となり、司法書士報酬が4万円ですから、(10万円ではなく、)総額25万円となる点をご説明しました。
登録免許税については、すでにご理解いただいていたようでホッとしましたが、インターネットで合同会社の設立登記手続きのサイトを見る限り、合同会社設立の登録免許税額が一律6万円と案内しているものがホントに多い。
トラブルにならないのだろうかと心配になるほどです(実際には、資本金額が858万円を超えるケースはそれほどないのかもしれませんが)。
数日前、その会社の登記が完了しました。
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