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西尾 努2007年2月より(株式・合同)会社設立・役員変更・定款変更、相続登記等、登記業務を中心に行っています。

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84回目の起業家交流会は下北沢で

[ テーマ: 起業支援 ]

2015年2月19日15:00:07

昨日は、月に一度の起業家交流会の日でした。

 起業家交流会とは

 

開業して間もなく始めた交流会、おかげさまで84回目を迎えました。

会場は、当事務所のお客さまで、この交流会にも何度も足を運んでくださった具さんが経営する下北沢の韓国料理店「Dondoko(ドンドコ)」。

19時開始だったのですが、気が早い方は19時よりも前に入店され、すでに一杯始めている様子…

起業家交流会 20150218

 

それでも最初は、初対面、初参加の方々もいらっしゃったせいか、設立した会社の変更登記や新規設立、特定の業種に関するご相談など、比較的堅い話が中心だったのですが、

アルコールが入ると打ち解けて、ディープな話で盛り上がり…

気がつくといつもの終了時間23時を軽く回り、24時近い時間に。

 

この日は、お店は満席、大繁盛だったため、他のお客さんが帰えられ後、具さんにも参加していただくことができました。

結局、19時前から24時近くまで占拠してしまい…具さん、いつもありがとうございます。

それに、韓国料理、とても美味しかったです。

韓国料理

 

 起業家交流会(過去の様子はここから)

 


司法書士報酬が高いか安いか

[ テーマ: 事務所案内 ]

2015年2月18日15:02:00

登記の手続きは、原則として、会社の登記、不動産の登記に関わらず、本人(会社であれば会社代表者、不動産であれば所有者など)がすることができます。

ですが、書類を揃えたり、作成したりするのが面倒だったり、わかりにくかったりするため、その手続きを司法書士に委任している、という流れになっています。

司法書士はその登記手続きの代行を仕事にしているわけですから、司法書士報酬が発生します。

司法書士は報酬が欲しいし、依頼者はできるだけ安く手続きを済まそうとする。

 

当事務所が開業したのが2007年で、統一だった司法書士報酬規定が撤廃されてからそれなりの時間が経過した頃でしたが、以前の司法書士報酬を踏襲していた事務所がまだまだ多い時代でした。

昔の基準を知らないで始めた私は、自分で妥当だと思って決めた金額を司法書士報酬としてホームページで公開したところ、当時としては、かなり安い金額に位置づけられていたように思います。

 

それから数年して、どんどん安い事務所が現れて…

中には登記手続きの代行ができない税理士事務所が「報酬無料」で会社を設立する、なんて広告も出していたかと思えば、数千円程度で文章に穴埋めしていくだけで書類が完成するサイトなどが登場し、かなり荒れた状況になっています(いずれも、設立後に税務顧問契約を結ばされるようです)。

 「会社設立費用0円」を謳う業者の仕組み 

 

最近では、司法書士を探している方からストレートに、「お宅の報酬は安いほうですか?」なんて聞かれたり、「●●事務所ではこの金額を提示されたのですが、これは高くないですか?」なんて聞かれることも少なくなく…

安いか高いかなんていうのは、その人によって異なるので答えに困ります。

 

何が普通かは人それぞれ
(大盛?と思っても、このお店では、これが「普通盛」だったりします。)

 

時々、同じ金額を提示しても、「お宅は高い」と断られてしまうケースもあるかと思えば、「他よりもかなり安いので助かる」なんていわれることもあり、どうしていいのかわからなくなります。

しばらくは、このままで司法書士報酬を変えずに見守っていこうと考えています。

 

 当事務所の司法書士報酬額

 

 


会社設立時、定款の事業目的を広げすぎない

[ テーマ: 合同会社設立手続き ]

2015年2月17日15:37:00

合同会社設立の打ち合わせのため、世田谷区某所に行ってきました。

 合同会社設立の必要書類、登記費用はこちら

 

今回のお客さまは、すでに株式会社を1社、所有(100%株主)され、今回は、別事業を行うため、「合同会社」の形態で、社員1人で設立したいということでした。

今日は、最初の打ち合わせのため、定款の記載事項について打ち合わせをし…、社名、本店住所、資本金、社員はあっさり決まったのですが、なかなか決まらなかったのが、会社の業務内容、いわゆる「会社の目的」の部分です。

 

株式会社のほうは、設立当初、将来何でもできるように、新規のビジネスを始めるたびに定款を変更するという面倒な手続きを回避するため、あらゆる業種、業務を網羅し、しかも意味を広くとれるような表現を使ったため、登記簿謄本上には、そんなことまで?という目的が20個以上並んでいました。

 

会社の目的は大雑把でもいいですが
(今は、「大雑把な」目的でも登記はできますが…)

 

今回は、それを反省(?)して、とくに力を入れる業務2つだけに絞って定款に規定することになりました。

 

会社の目的というのは、登記簿謄本に記載され、他人の目に触れるものですから、常に他人(とくに取引先)の目を意識して決めることが大切だと思います。

もし、取引の相手が、あなたの会社の登記簿謄本をとって見た時に、会社の目的欄に、「飲食店業、不動産業、金融業、製造業、貿易…」などあらゆる業種が書かれていて、いったい何をする会社かわからないという印象を与えたら…と考えてみる必要があります。

 

たとえば…取引の相手方がこんな定款だったら―

 2010.02.23 前各号に掲げる以外の事業

  2011.05.16 その他商業全般

  2013.06.09  前各号以外の適法な一切の事業

取引するのはちょっと不安になりませんか。

 

 定款の変更手続き、費用についてはこちら